今回は、「カグラバチ」に登場する妖刀「淵天」について考察していきます。
※この記事は単行本最新刊より先の内容が含まれています。ネタバレにご注意ください。
アニメ化にて人気爆発前の今、是非読んでみてください!
妖刀とは
妖刀については、以下の記事にて情報をまとめていますので、本記事と併せてご覧ください。
淵天の現在
妖刀「淵天」は、漣京羅から漣伯理を助け、かつ、漣京羅の妖術「蔵」の情報を蔵内部から収集するためにチヒロ自ら出品元の漣家に渡していました。
その後、「淵天」は、楽座市に一時出品されましたが、チヒロ自ら回収しています。
現所有者は?
六平チヒロが淵天の現所有者。
能力は?
淵天は、玄力が金魚の形状となる性質と、以下3つの基本能力がある。
- 涅(くろ)…斬撃を飛ばす
- 猩(あか)…吸収と放出
- 錦(にしき)…高密度の玄力を纏い、スピードとパワーを増加する。
さらに、涅の応用技として、「涅 千(くろちぎり)」がある。
「涅千」とは、コンパクトな振りで素早く出力可能な小さい斬撃を集合させる技。
淵天の考察
妖刀「淵天」についての考察をまとめていきます。
考察① 淵天の前所有者
上述の通り、淵天の現所有者は六平チヒロですが、前所有者は誰なのかという考察です。
既に想像がつく方も多いでしょうが、前所有者はチヒロの父「六平国重」だと思います。
その理由は、国重が毘灼3人の襲撃から淵天を守り切っているためです。
楽座市編にて、妖術無しの毘灼統領が、刳雲持ちのチヒロと互角以上の戦闘をしており、毘灼には高い戦闘能力があることが判明しています。
そのような強さを誇る毘灼の構成員3人から淵天を守るためには、国重が妖刀を使用する以外の方法が考えられません。
さらに、毘灼襲撃時、淵天以外の妖刀六工を使用するにも所有者が存命であったため使用不可であり、淵天しか使用可能な妖刀はありませんでした。
また、国重が淵天を使用していた場合、国重が亡くなることが結果的に命滅契約にて淵天の新所有者を決めることが可能となり、息子のチヒロが現所有者となっていることとも辻褄が合います。
さらに、仮に国重が淵天を使用していなかった場合、毘灼が淵天を回収できなかった理由の説明ができません。
もしかすると、国重は毘灼からチヒロを守るために、初めて妖刀を使用したのではとも考えられます。
考察② 淵天は対個人戦を想定している?
「たった6本の妖刀が18年前の斉廷戦争を終わらせた」と言われるほど、妖刀には高い戦闘能力が備わっていることが分かっています。
例えば、刳雲の場合、「鳴」「結」「降」により広範囲を攻撃可能な能力であり、戦争における対集団の戦闘を意識した能力ではないかと思われます。
現状、刳雲以外の妖刀六工の能力は明らかになっていませんが、妖刀六工に戦争を終結させるほどの能力があるということは、妖刀にはそれぞれ、対集団戦を行える充分な力があることが想定できます。
一方、淵天の場合、涅の「斬撃を飛ばす能力」は対集団戦にも有効かもしれませんが、第6話にて土を人型にして操る妖術師とも戦いで、物量で押されている描写も描かれています。
また、猩や錦は、対妖術師や対妖刀との戦闘にて有効的である描写が多く、対集団戦ではなく対個人戦を意識した能力のようにも思えます。
これは、妖刀を作刀した国重が、万が一、妖刀が悪の手に渡った場合を想定し、対妖刀用の妖刀を作刀したとも考察できます。その場合、妖刀を最も理解している国重が「妖刀の天敵となる妖刀」として、淵天を作刀したという可能性もありそうです。
まとめ
今回は「カグラバチ」に登場する妖刀「淵天」について考察しました。
本作にて、今後、淵天の情報が明らかになっていくのが楽しみですね!
それでは、また!
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